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鎌倉生活や食に関する記事など日々の出来事を徒然なるままに書き綴った日記です。

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鎌倉の特性(鎌倉移住ガイド6)

まず鎌倉に住もうとするとき、理解して欲しいのは鎌倉という都市の特性である。
有名な「住みたい鎌倉」という、鎌倉で家を買いたい人の投稿サイトを見ると、
よくあるのが駅まで平坦、徒歩圏で予算4500万円とか書いている方を多くお見受けする。
しかしながら、家を探した筆者の経験からすると、
そのような条件の家を見つけるのは奇跡に近いことではないだろうか?


鎌倉を京都や奈良と同じ感覚で家を探してもいけないと思うし、
茅ヶ崎あたりの湘南のイメージで探すのも正しくはないと思う。
鎌倉は京都、奈良に続く三大古都として挙げられることもあるが、
前二者とは都市の設計思想が根本的に異なっている。
平城京と平安京は唐の都城制をモデルに広い盆地に碁盤目状に区画整理して作ったもので、
どちらかというと古代都市に類するものである。
しかも、日本の都城制は長安などと違って羅生門を除けば、
城壁や門を大して設けなかったので、
およそ外敵から防御するという発想があまりない都市設計となっている。


これに対し、鎌倉はやはり中世都市なのである。
中世都市とはすなわち城塞都市である。
ヨーロッパで言えば、教会を中心として円形に配置し、
城壁でぐるっと囲んでいるのが想像できると思う。


日本で中世都市は鎌倉と江戸がこれにあたるのであるが、
両方とも自然の地形を天然の城壁として利用していることに日本らしさが表れていると思う。
ちなみに江戸は江戸城を中心に河川を利用して天然の堀として利用し、
巨大な城塞都市が出来上がっているのであるが、近代化してしまってみる影もない。


鎌倉の方は北、東、西を標高100m程度の峻険な山と南を海に囲まれた地形を
天然の城壁として利用している。
交通は船を除けば、切通と呼ばれる山を切り開いた狭い通り道のみで
外部と行き来できるようになっており、非常に防御に心を砕いた城塞都市なのである。


そして、鎌倉幕府の頃からこの狭い地域に10万人以上の人が住んでいたそうで、
山間の谷になっている地域を居住地として
切り開いて居住地にする工夫が進められてきた。
これが谷戸と呼ばれる、ひだ状の平地になっている地域である。
谷を広げて緩やかな斜面に段々状の平地を作って、
有力な御家人たちはここに住んだといわれている。
北条時政邸とか著名な武士の屋敷はだいたい谷戸部に多い。


このことから何が言えるのかというと、
①そもそも平坦な場所というものは少ない。
②どこに行っても山があるので、土地の一方が山であっても覚悟しなくちゃならん。
③山と海に囲まれているので湿気も多い。
④狭い地域に80以上の寺社仏閣が存在するので、一等地はお寺が持っていることが多い。
⑤従って、徒歩圏平坦地はほとんど物件が出ない、出ても相当高い。


というわけで、京都や奈良のような古都の感覚で鎌倉で家探しをすると、
痛い目を見る。


我々庶民が旧鎌倉で家を買おうと思ったら、下記のような方針で臨むのが正しいだろう。
①少々坂があっても急でない限りは許容範囲と考える。
②徒歩圏に拘らず、鎌倉ではバス便が当たり前と覚悟する。
③土地のすぐ近くが山でも町の特性として受け入れる。
④それでも、徒歩圏で平坦地がいいという場合は
  30坪未満(いや20坪未満かも)の狭小住宅で我慢する。

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皎月斎

Author:皎月斎
鎌倉に移住して来た江戸っ子です。
食通とは思っていませんが、
うまいものを食べるのが好きです。

他には日本美術にも興味があります。
夏場は主に湘南でセイリングをしてます。
どうぞ宜しく。

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